ラクトフェリンは母乳に含まれる成分で、産まれてきたばかりの赤ちゃんの腸内を悪玉菌から守るはたらきがあると言われています。
赤ちゃんの腸内フローラには、ビフィズス菌などの善玉菌が90%以上も棲んでいるそうですが、これにはラクトフェリンの善玉菌を増やす働きが関係しているようです。
不妊治療中にも、レディースクリニックからラクトフェリンのサプリをすすめられることがありますが、なぜラクトフェリンが推奨されるのでしょう。
じつは子宮にも、子宮内フローラがあり、子宮内フローラのバランスがくずれると早産になりやすいようです。せっかく妊娠できたたのに、早産を繰り返すことも。
ラクトフェリンには、鉄と結び付いて、鉄を栄養分としている細菌の増殖を抑えるはたらきがあります。”ラクト”は lacto(乳)、”フェリン”は ferrin(鉄)の意味で、ラクトフェリンの言葉の由来になっています。
母乳で育てられた赤ちゃんは、消化不良や腸内感染が起きにくく、かぜにかかりにくいと言われます。
これは母乳で育てられた赤ちゃんの免疫力が高いからですが、とくに出産直後の初乳に多く含まれているラクトフェリンや免疫グロブリンA (IgA)が関係しているようです。
また、ラクトフェリンは、NK(ナチュラルキラー)細胞という免疫細胞を活性化させる働きがあると言われています。NK細胞は、ガンやウイルスに感染した細胞を見つけ出して攻撃する働きがあり、このNK細胞のはたらきが悪くなると病気にかかりやすくなります。
ラクトフェリンは、赤ちゃんにとって欠かすことができない成分ですが、不妊治療中の女性にとっても、サプリメントなどで補いたい成分のようです。
妊活(不妊治療)でのラクトフェリンの働き
妊活中や不妊治療のときに、レディースクリニックでラクトフェリンを摂ることをすすめられることがありますが、これは子宮内フローラの改善が目的です。
子宮内フローラのバランスがくずれて、悪玉菌が増えると、子宮内感染による早産のリスクが高まりますが、この子宮内フローラの改善に役立つのがラクトフェリン。
これには、鉄と結びつきやすいラクトフェリンの性質が関係しています。
ラクトフェリンのサプリメントを飲むことに不安を感じるかたもいらっしゃると思いますが、ラクトフェリンは、母乳だけでなく子宮頸管の粘液に含まれる糖タンパクです。
ラクトフェリンは、不妊治療や妊活中でもサプリメントとして摂取しても安全な成分と考えられます。でなければ、レディースクリニックがすすめるわけはありません。
牛乳からラクトフェリンの摂取はできない?
母乳や哺乳動物の乳に含まれるラクトフェリンは、熱に弱く、酸や酵素によって分解されやすい性質があります。
市販されている牛乳などの乳製品の多くは、加熱処理されていますから、ラクトフェリンがほとんど含まれていません。
母乳についても、ラクトフェリンは、出産後3日間に出る初乳に最も多く含まれているようです。
ラクトフェリン配合の妊活サプリメント
ラクトフェリンだけのサプリメントもありますが、妊活中や妊娠中の女性には、葉酸など不足しがちな他の栄養素を補うことが推奨されています。
妊活サプリのなかには、葉酸やマカなどの成分だけでなく、ラクトフェリンを配合しているものがあります。
『ベルタプレリズム』(ベルタ葉酸マカプラス)には、葉酸、マカ、イソフラボン、ミトコンドリアなど、24の妊活成分のなかに、ラクトフェリンが配合され、全国約739の産婦人科でも紹介されている妊妊活サプリです。
ラクトフェリンは、熱と衝撃に弱く、食事で補うことが難しいため、サプリメントで摂るのがもっとも効果的であることから、『ベルタプレリズム』(ベルタ葉酸マカプラス)にも配合されているわけです。
さらに、『ベルタプレリズム』(ベルタ葉酸マカプラス)には、生活習慣をととのえる健康食材として、高麗人参や甘草など、11種類の和漢食材も配合されています。
『ベルタプレリズム』は、ご夫婦いっしょに摂ることができる妊活サプリとして開発されているとのこと。
マカ・亜鉛・カルニチン・スピルリナなどを配合しているのは、妊活には男性の協力が不可欠だからだそうです。
『ベルタプレリズム』の公式サイトには、お得に続けられる定期コースがありますので、ぜひ公式サイトでチェックしてみてください。
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