冷え性が不妊症の原因に?女性が冷えやすい理由

生活習慣

女性の”冷え性”’(冷え症)は、血行不良や免疫力、代謝機能を低下させるだけでなく、健康や美容のトラブルの原因となる恐れがあります。

さらに”冷え性”は、不妊の原因となる可能性もありますので、妊活中の女性は注意が必要です。

月経に関連したホルモンのはたらきによる”冷え”もありますが、日ごろの生活習慣や食事などを見直すことで、改善できることもあります。

”冷え”による血のめぐり(血行)の悪くなると、必要な栄養素を全身にとどけにくくなりますが、子宮や卵巣もこの影響を受けるようです。

子宮が冷えると卵巣の機能が低下するため、卵子の発育が悪くなります。卵子の発育が良くないと、受精しにくくなり、妊娠の確率も下がると考えられます。

卵巣機能が低下することで、排卵障害を引き起こす恐れもあるとのことですから、女性で”冷え性”は仕方ない、との思い込みは禁物です。

不妊の原因にもなる女性の”冷え性”・その対策

女性に多い”冷え性”は、不妊の原因にもなると言われますが、ホルモンなど女性特有の原因によって起こるだけではありません。

女性の”冷え性”の原因には、つぎのようなものが挙げられますが、女性のライフスタイルに関連したものが多いことがわかります。

  • ホルモンバランスの変化による冷え
  • 筋肉量が少ないことによる冷え
  • 露出の多いファッションや薄着による冷え
  • 甘いものの摂りすぎによる冷え
  • 血流が悪くなることによる冷え
  • 自律神経の乱れによる冷え

これらの”冷え”は、月経不順、無月経、月経前症候群(PMS)、腰痛、肩こり、不眠、頻尿などの原因になるだけでなく、不妊の原因になります。

”冷え”による卵巣・妊娠への影響

”冷え”そのものは、病気ではありませんが、女性の場合、冷えがひどくなると、卵巣の機能が低下する可能性が指摘されています。

卵巣の機能低下は、女性ホルモンのバランスの乱れをひきおこしますから、月経痛や月経不順などのトラブルが悪化することも。

卵巣の機能低下は、卵子の発育にも悪い影響をあたえます。発育の悪い卵子は受精しにくいため、妊娠確率が下がってしまうのです。さらに、排卵障害を起こすことも。

”冷え”によって血流が悪くなると、子宮内膜が十分に育たないため、受精卵が着床しにくくなる恐れがあるようです。無事、着床しても、流産の可能性が高まるとも言われます。

ホルモンバランスの変化による”冷え”

女性の”冷え性”の原因としてよく言われるのが、月経、妊娠、出産、閉経などによるホルモンバランスの変化です。

更年期になると、卵巣からのホルモンの分泌量が減少し、これを補うために、脳の視床下部から卵巣に対して性腺刺激ホルモンが過剰に分泌されます。

このホルモンのアンバランスによって、自律神経系に乱れが生じ、血液の循環が悪くなることで、”冷え”などの症状が助長されます。

女性ホルモンの分泌が不調になると、月経の乱れや”冷えが起こるようになります。逆に、”冷え”によって、女性ホルモンの分泌が不調になることも。

ストレスや無理なダイエットにより、女性ホルモンの分泌が乱れ、月経が止まってしまうこともあります。”冷え”だけでなく月経不順が起こるのは、女性ホルモンの不調が原因かもしれません。

子宮や卵巣が”冷え”やすい理由

女性は、男性と比べて体が冷えやすいですが、月経期間(生理)中はとくに子宮が”冷え”やすくなります。

月経期間中は、子宮内膜が血液といっしょに剥がれることによって、一時的に体内の血液の量が減少し、体温が低下します。

生理中は、基礎体温が低くなり、血液に粘りが出ます。さらに体の冷えは、血を固まりやすくするため、体外へ流れ出るときに、その抵抗により痛みが発生すると考えられています。そのため、冷え性の人は生理痛がひどくなる傾向があります。

冷えがひどくなると、卵巣の機能が低下する可能性もあり、女性ホルモンのバランスの乱れによって、月経痛や月経不順などのトラブルに進み、妊娠しにくい体になってしまうことも。

さらに、子宮や卵巣は、体温調節をおこなうための自律神経のはたらきの影響を受けるため、”冷え性”の原因に。

子宮や卵巣は体温調節の影響を受ける

人のカラダは、自律神経によって、つねに一定の体温を保つようにコントロールされています。

自律神経の働きによって、意識しなくても自動的に生命維持や体調を整える機能がはたらいてくれますが、逆に、みずから意識的にコントロールはできません。

体温調節の場合、皮膚が寒いと感じたら、その情報が脳の視床下部ししょうかぶ)へ伝えられ、末梢血管が収縮することによって放熱を防ぎます。

血管を縮小するのは、血流を体の中心部へあつめることで、生命維持に必要な心臓などの臓器を守るためと考えられています。

子宮や卵巣は、心臓などの生命維持に関連した臓器とくらべると後回しにされてしまうため、臓器のなかでも冷えやすいとのこと。

ファッション性の高い服装が”冷え”の原因に

女性の服装は、男性と比べて体が冷えやすい傾向にあります。

男性とくらべると、女性の服装の傾向として、薄着や肌に密着した服装が多いのが特徴。さらに、肌の露出度が高いことも、”冷え性”の原因と考えられます。

ファッション性の高い服装は、薄手のものが多く、さらに肌を締めつける下着は、血流を悪くするため、”冷え”につながります。

スイーツが”冷え”の原因に!カラダを温める食べ物は?

女性が大好きなスイーツも、”冷え”の原因になることがあります。

甘いものを食べると、血糖値が上昇し、一時的に体温も上がります。しかし、身体は急上昇した血糖値を下げようと働くため、血糖値が急降下し、それと同時に体温が下がります。

この体温の急激な変化が繰り返し起こると、”冷え性”につながるようです。

体を温める食材
唐辛子、ショウガ、カボチャ、ニンジン、ゴボウ、にんにく、玉ねぎ、カカオ、紅茶、ほうじ茶、りんご、ぶどう、玄米など
お酒は、一時的にはカラダを温めてくれますが、飲み過ぎるとアルコールの作用により放熱が増えるため、”冷え”の原因になります。
もっとも、妊活中のアルコールは、おすすめできません。
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筋肉不足が”冷え性”の原因に

寒さを感じると、筋肉が小刻みにブルブルと震えてくることがありますが、これは、筋肉を動かすことで体温を上げようとする自律神経の働きによるものです。

女性は、男性とくらべて筋肉量が少ないので、体温を上げにくいため、”冷え性”が多いと言われています。

妊活中の運動は、筋肉量を増やすとともに、血流に改善につながります。血流の改善は、排卵後の子宮内膜を着床に適した状態にすることにもつながります。

”めぐり”を良くして”冷え”を改善

女性にとって、”血のめぐり”を良くすることは、さまざまな体の不調の改善にもつながります。

一般的に、”めぐり”とは血流のことを指しますが、血液の一部は、リンパ管から吸収され、その後静脈へ合流します。

”冷え”は、”むくみ”の原因にもなりますが、これはリンパからの吸収が悪いため、水分が溜まりやすくなって起こります。

つまり、”めぐり”の改善は、血流だけでなくリンパの流れを併せて考えなければなりません。

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女性に多い”冷え性”の原因には、すぐに改善することが難しいものもありますが、日常の生活習慣や食生活では今日からすぐできることも多いのです。

”冷え性”のための漢方薬・サプリメント

冷え性”の女性にまず試していただきたいのが、めぐり”にケアする漢方薬・サプリメントです。

以下の3種類の漢方薬は、”めぐり”にケアする代表的な漢方薬です。ご自身の体調にあった漢方薬を、見つけてください。

◎十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

手足の冷え、貧血、食欲不振、疲労倦怠感、皮膚の乾燥などの不調があるときに、処方される漢方薬です。

◎当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血液の巡りを良くし、体を温めます。女性のように筋肉量が少なく、足腰が冷えやすい人に向いています。

更年期障害、月経不順、月経痛などのほか、産前産後の不調にも処方される漢方薬です。

◎当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

手や下肢の冷え、体力が無い、冷え症による月経痛の改善に役立つ漢方薬です。また、腰痛や下痢に適しています。

夕方になると、足がむくんでパンパンになる悩みをお持ちの方も多いと思いますが、これも”めぐり”によるもの。
『Birth Active Cinderella(バースアクティブシンデレラ)』は、足などのパンパンに悩む女性のために、美容整形でよく知られる「湘南美容クリニック」との共同開発でつくられたサプリメントです。
もともと、治療後のダウンタイムによるパンパンの状態をできるだけ抑えることを目的として開発したそうです。

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