「マカ」は男性の精力増強だけじゃない！女性も・・

マカ（Maca）が、妊活の成分として注目されています。

これまで妊活サプリと言えば「葉酸」でしたが、マカを配合した妊活サプリが発売されています。

マカは、清涼増強や男性の機能を高める作用があると言われていますが、他にもさまざまな機序があると言われています。

日本では、「マカ」は１種類だけと思っている方も多いと思いますが、実際には10種類以上もあって、色によってその効果に違いがあるそうです。

さらに女性の体への働きもあるとなれば、妊活のために無視はできません。

もちろん、妊活サプリを飲まないで自然に妊娠できれば、一番いいわけですが、あとで後悔したくないから、妊活にプラスになると思うことは早目にやっておきたいのが本音ですね。

ところで、マカってどんな成分？

マカは、英語でMaca、学名をLepidium meyenii というペルーのアンデス高地で栽培されるアブラナ科の植物のことです。

根茎は直径8cmほどで、形状はカブのようですが、味はジャガイモに似ているそうです。

さまざまな栄養素が豊富に含まれていて、Wikipediaによれば、自洋食として珍重され、マカ少量と家畜のリャマが交換されていたこともあるとのこと。

スペインがインカ帝国を征服できた背景には、このマカの力があったとの説があります。

スペイン軍が連れてきた馬が、高地の環境に適応できずに繁殖せずに死んでいってしまったときに、マカの葉を与えたところ繁殖に成功したそうです。マカがなければ、インカ帝国の征服は無かった？

マカは、「アンデスの女王」と呼ばれ、さまざまな効果・効能があると言われていますが、健康情報サイト「わかさ生活」では、つぎのような健康効果があると説明しています。

滋養強壮や精力増強に効果がありそうなことは、なんとなくわかる気がしますが、この効果は男性に限らないようです。

ある情報サイトによれば、性欲を高める効果は、男性に限らず女性についても健康な閉経期の女性でも認められたとする研究があるとのこと。

マカの不妊症改善への適用については、200年前のペルーの植民地時代の記録として残っているそうです。

アンデスでは、伝統的にマカを貧血や不妊症、女性ホルモンのコントロールなどに使ってきたようですから、最近になってから、マカが妊活に使われはじめたわけではありません。

また、マカには、月経周期の乱れを改善する、女性の黄体形成ホルモンの分泌を促進させることも報告されているようです。

マカは、国内では当初、男性の精力増強目的のサプリに配合されていたことから、特定の効果・効能が注目されてきましたが、実際には男性女性にかかわらず、摂りたい成分ということになりそうです。

マカを配合した妊活サプリがありますが、不妊の原因の約半数が男性にあることを考えると、ご夫婦二人でいっしょに飲んだほうがいいかもしれませんね。

マカには、タンパク質、カルシウム、鉄、亜鉛などの他、非常に多くのアミノ酸類が含まれています。

＜マカに含まれるアミノ酸＞
グルタミン酸、アルギニン、アスパラギン酸、ロイシン、グリシン、イソロイシン、リジン、フェニルアラニン、グリシン、セリン、バリンなど

これらの成分がどのように働いているのかはわかりませんが、マカについては、さまざまな研究が報告されています。

〇紫外線から皮膚頬作用

〇アレルギー・冷え性等に効果

〇マカのヒアルロン酸産生作用

〇持久力向上・抗疲労作用・抗肥満作用

〇更年期障害による骨粗しょう症予防効果

〇不妊に関するマカの作用など

人について確認されている効果もありますが、マウスの段階の研究も。

マカは、アンデスでは古くから食用、あるいは薬用として使われてきましたが、NASAでは宇宙飛行士用の宇宙食としても採用されているそうです。

子供から大人まで摂ることができ、重大な副作用などの報告はないようですが、基本的にマカの1日の摂取量は1500mg～3000mgあたりが目安と言われています。

どんな栄養素でも同じですが、摂り過ぎには注意したほうがいいでしょう。

サプリメントを複数飲んでいる方は、配合成分と含有量をチェックしてから飲むことをおすすめします。

特に、妊活サプリの場合、葉酸の過剰摂取には注意が必要です。

マカ配合の妊活サプリについては、こちら記事を参考にしてください。